報告者 ぶち魅力実感委員会 委員長 中本憲司
開催日時
2025年6月23日(月)
19:00-20:30
三原商工会議所 2階 中会議室
参加者
平岡会長、住田直前会長、吉永副会長、末本副会長、角張相談役、中本委員長、平林委員長、巻幡委員長、奥田副委員長、長和、桝田、大場、事務局
■オブザーバー 夜船さん(夜船司法書士事務所)
スケジュール
19:00~ 開会あいさつ(中本)
19:05~ ぶち魅力実感!プレゼン①
奥田 若奈(ぶち魅力実感委員会 副委員長)
聞き手 中本委員長
19:20~ ぶち魅力実感!質疑応答
19:37~ ぶち魅力実感!プレゼン②
巻幡 秀平(まちゼミ実行委員会 委員長)
聞き手 奥田副委員長
19:52~ ぶち魅力実感!質疑応答
20:10~ 「結局、青年部会って?」①
「半どん夜市」って三原商工会議所青年部会が復活させたって知ってた!?
20:18~ 質問集色紙の授与式
20:20~ 担当役員あいさつ(平岡会長)
20:22~ 総括(住田直前会長)
20:25~ 連絡事項
20:28~ 記念撮影
21:00~ げんなおし(城町)にて懇親会
内容
■当委員会の目的は、「ぶち魅力実感!プレゼン&質疑応答」でのプレゼントークと質疑応答を通じて会員同士が相互理解を深めることで、お互いが仲良くなり、一緒に挑戦しやすい関係づくり、一緒に成長を実感できる環境づくりにつなげること。
そして「結局、青年部会って?」では、青年部会自体への理解を深めてもらい、青年部会の魅力や可能性に気付いてもらう。青年部会を上手に活用するヒントを提供すること、です。
記念すべき第1回は、ぶち魅力実感委員会副委員長の奥田若奈さんと、まちゼミ実行委員会委員長の巻幡秀平さんが、自身の仕事や目標、おいたち、プライベート秘話を大公開!参加者にはスライドショーを見ていただきながら、委員長中本、奥田若奈副委員長を聞き手としたインタビュー形式で、2人に語っていただきました。
■トップバッターは奥田若奈副委員長で、聞き手は中本が務めました。
若奈さんは、幼少期からの夢だったバスガイドとなった後、各種司会やラジオパーソナリティ、婚活コーディネーターと仕事の幅を拡大。その中で、2022年12月、過労や免疫力低下を原因とするクモ膜下出血で緊急入院、手術という過酷な体験をされました。約5ヶ月の入院・復職を目指したリハビリ生活を経て2023年5月、無事に仕事復帰。
入院中にも、退院後を見据えた婚活イベントの準備を進めるなど、情熱的な姿勢がうかがえました。スライドショーでは手術後やリハビリ中の写真も勇気を出して公開され、大きな共感を呼びました。 FMみはらで共演している中野(辰)さんや住田さん、平岡さんから声がかかり、2023年11月、魅力実感委員会の座禅&BBQイベントでオブザーバーデビュー。「会員同士の雰囲気もよくとても楽しかった」と、入会の決め手になったとのこと。
2024年に「三原まちゼミ」を復活させた魅力実感委員会副委員長を経て、2025年度はぶち魅力実感委員会副委員長として活躍中。苦手だった!?パソコンにも挑戦しています。 最後に「ぜひ脳ドックを受けてください」とメッセージ。広島県作業療法士会の研修会での当事者講演に触れられ「今後は、高次脳機能障害への理解や病気の早期発見の重要性も伝えていきたい」と締めくくりました。
質疑応答では、大場さんからの「私は話すのが苦手。何を意識したら上手に話せますか?」との質問に「上手に話すコツは、テンポ良く、あるいはゆっくりと、メリハリを付けて話すこと。特に、重要な部分を強調する際には、大事な一言の前に『間』を取って話せば、伝わりやすくなります。言葉のキャッチボールを心がけましょう。また聞く際には相槌を打ち、相手に『聞いてますよ』ということを意思表示することが大切」と答えたのが印象的でした。
■プレゼンター2人目は、まちゼミ実行委員会の巻幡秀平委員長。
聞き手は奥田若奈副委員長。 1990年愛媛県生名島生まれ。両親は駆け落ち同然で三原に転居、お金の苦労話を聞かされながら、深町で幼少期を過ごした巻幡さん。兄の影響で小3からソフトボールを始め中学から野球に転身、地区大会優勝常連の二中を経て、「広商よりもレギュラーになれそう。うるさい先輩もいないし」という理由で、一期生として総合技術高校へ。2年の時に2番セカンドでレギュラー獲得、3年では後輩にレギュラーを譲る。
名将のもと夏の県大会では広陵に惜しくも1点差で敗れ準優勝し、市長報告も。
勝った広陵は、その後、甲子園で準優勝したため、「総技が実質3位と胸を張ってます」。この経験は、社会人になってから共通の話題になることが多く、「野球の影響力の大きさに感謝」と巻幡さん。大学では国際交流や野球、ソフト、バイトに加え「女性を後ろに乗せたい」とヤマハのバイク「TW」にはまりました。
就職後はジャスダック上場KG情報で営業を経験。「コンパの人数合わせ同士」で意気投合した彼女と結婚を意識するも、年収格差をきっかけに26歳で完全歩合のアクサ生命保険に転職。顧客の人生設計を支える仕事にやりがいを感じ、住宅購入層を主な顧客に、FPとして活躍。将来は息子への事業承継を視野に入れ、背中を見せて刷り込み中。 同級生の山下さんと林OBの縁から三原YEGに入会し、2024年は魅力実感委員会副委員長、2025年からまちゼミ実行委員会委員長として試行錯誤しながら活動中。
目標は「三原で知られる存在になること」だそうです。 質疑応答では、ビジネススキル向上委員会、平林委員長からの「お客様に『息子に継がせる』と話したけど、もし息子が継がなかったら?」との問いに、「息子に仕事の姿勢を見せて、継ぎたいと思ってもらえるように意識しています。でももし子どもに夢があるなら応援したいし、継いでくれなかったら、お客様に謝ります」と答え、誠実な姿勢が感じられました。
■続く「結局、青年部会って?」では「半どん夜市って三原商工会議所青年部会が復活させたって知ってた!?」と題して中本が発表。2001年、出店が7~8店舗と縮小の一途だった「半どん夜市」に危機感を覚えた会員が、青年部会で復活策を計画。当時のまちづくり委員会が、主催商栄会・町内会と一緒に「夜店発展実行委員会」を立ち上げ、目的や課題の言語化からチャレンジ出店募集、運営効率化のマニュアルづくり、情報基盤整備などに取り組み、一定の成果を上げた事例を、2002年の三原テレビの番組やスライドで説明しました。 OBの意義ある活動を理解してもらい、青年部会の魅力を感じてもらうと共に、まちづくり系の委員会が時代によって「夜店」「さつき祭り企業展」「まちゼミ」とテーマを変えながら20年以上地域課題の解決に取り組んできた今までの流れを共有しました。
■なお2人のプレゼン後、参加者は追加質問や感想をポストイットに記入。回収後に貼った色紙をプレゼンターに渡す授与式をこのタイミングで実施。後日、個別の質問にプレゼンターから直接答えてもらうことで、委員会後もコミュニケーションが続く仕組みにしています。 最後に平岡会長の担当上長あいさつと住田直前会長の総括で閉会、その後げんなおしで懇親会。
プレゼンター2人のプレゼン後の感想や、委員会では聞けなかった質疑応答の続きで盛り上がりました。
良かった点
初の試みながら、特に入会歴の浅い会員から「今まであまり接点のなかった会員のことがよく分かった」との感想があったり、「2人のことをますます好きになった」「スライドの写真にどきどきした」「良い会だった」の声もあり、短い時間なら会員の魅力を共有でき、仲もいっそう深まったのではないかと感じています。
「半どん」の発表も「半どんの見方が変わった」「まちづくり委員会の流れがよくわかった」「顧客満足をはじめとした8項目のフレームをまちゼミにも応用したい」など、前向きに捉えていただけたことに手応えを感じました。
個人的には、巻幡委員長と、オブザーバーの夜船さんが、高校野球時代に試合をした「ライバル」だったと判明したことが嬉しかったです。
改善点
トータルの準備はかなり以前から行っていたものの、三原さつき祭り出店後の残務もあって直接的な準備が遅れ、次第や資料、スライド、リハーサルも直前のことになり、委員会開催日までのスケジュール管理に課題を残しました。
また「90分」で計画していた当日も、時間管理に四苦八苦した面は否めず、予定よりプレゼンが長めに、質疑応答が短めになってしまったのは反省点です。次回は120分での開催を検討しています。
また次第の誤字や、出欠回答の少なさも問題として指摘をいただきました。 開催告知に関しては、奥田副委員長のアイデアで、ラジオ風YouTube音声の限定公開で話題づくりを目指しましたが、どこまで届いているかは疑問。
引き続き「読みたくなる案内」「聞きたくなる音声告知」「参加したくなる委員会」のあり方も、研究していきます。 また色紙も「飾りたくなるような色紙」にバージョンアップする予定です。


